はじめまして、ぽんちゃんことAyakoです♥
コツメカワウソはとっても魅力的で可愛くそしてとても賢い動物ですが、犬や猫とは違ってネットにするにはリスクのある野生動物です。
そんなコツメカワウソをペットと飼育することができるのかという疑問に13年前からコツメカワウソをペットとして飼育しているわたしがお答えいたします!
コツメカワウソはたくさんいるカワウソの種類の中で、唯一ペットとして家庭で飼育することが可能なカワウソです。
今回のぽんちゃんのカワウソブログでは、コツメカワウソを飼ってみたいという方へ、コツメカワウソはペットにできるの?というテーマで実際に13年間コツメカワウソをペットといて飼育しているわたしがその疑問にお答えいたします。
また、カワウソの種類やコツメカワウソの生態についても解説していきます。
これを読むと、コツメカワウソがどんな動物で、実際にペットにできるのかということを知ることができます。
現在、とても人間に慣れているコツメカワウソをご紹介できる可能性がありますので、もし本気でコツメカワウソをペットとして飼育をお考えの方がいらっしゃいましたら、このページの問い合わせフォームからご連絡をください❤️
コツメカワウソをペットにできるかの疑問は13年間飼ってきた私がお答えします。

現在GoogleとYahoo検索でカワウソで検索1位、コツメカワウソで検索3位のテレ東プラスで紹介されているのが、我が家のカワウソの竹千代と葵なんです。その記事はこちら「カワウソを飼いたい」その前に。知ってもらいたい「カワウソのホントを」大人気カワウソの飼い主さんに聞いてきた!です。
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カワウソの種類について【コツメカワウソ以外にもたくさんの種類がいます】
まず、カワウソにもたくさんの種類がいます。
カワウソはネコ目イタチ科カワウソ亜科に属する肉食の動物です。
YouTube動画などではおとなしそうなカワウソですが、野生では一般的には小さな小動物を食べていますが、基本的にはかなり凶暴な野生動物で自分と比較してもかなり大きな動物まで襲って捕食することもあります。
そして、カワウソは南極・オーストラリア・ニュージーランドを除く世界全域に生息している4属13種の総称になります。
昔は日本にも二ホンカワウソという種類がいましたが、乱獲や環境汚染が理由で、残念なことに現在では絶滅に追い込まれてしまいました。
ちなみに水族館の貝を石で割る仕草で有名な人気者のラッコもカワウソの仲間になります。
カワウソは主に河川や湖沼、海岸などの水辺に生息していますが、地域によっては人の生活に近いところに棲んでいることもあります。
シンガポールの都心に流れる河川でよくカワウソの群れがテレビや動画などでも紹介されていますよね!
現在、日本の水族館や動物園で見ることができるカワウソの種類は、海に生息するラッコをはじめ、カナダカワウソ、ユーラシアカワウソ、ツメナシカワウソ、コツメカワウソといった種類のカワウソを見ることができます。
そして、水族館や動物園で見られるカワウソのほとんどがコツメカワウソという種類で、家庭でペットとして飼育することが可能なのもコツメカワウソだけになります。
その理由は、まずコツメカワウソ以外のカワウソをペットにしようと考えても個体が手に入らないということがありますが、それ以上にコツメカワウソより大型のカワウソだと、診ていただける動物病院もほとんどありませんし、何よりもし噛まれた時の怪我を考えると、コツメカワウソ以外のカワウソを家庭でペットとして飼育するのは不可能ということになります。
コツメカワウソの生態について【野生ではどんな生活をしているの?】
コツメカワウソはカワウソの仲間の中でも最も小さく、インドネシアを中心とした東南アジアや中国の南部などに生息をしています。
コツメカワウソはその名前のとおり、指先には小さい爪があり、四肢にはしっかりとした水かきが付いています。
コツメカワウソは、一般的に体長が約40~60cm、体重が3~6キロほどで、我が家のコツメカワウソはオスの竹千代が6キロ弱、メスの葵が5キロぐらいなので、コツメカワウソといてはちょっと大きめのサイズですね。
コツメカワウソが生息しているのは河川や湿地帯などで、野生のコツメカワウソは10~15頭ぐらいの家族で群れを作って生活をしています。
コツメカワウソは、その愛らしいルックスに反して、実は貝などのかなり硬い物も噛み砕ける丈夫な歯と顎を持っているのが特徴で、コツメカワウソが野生で生活するにはもちろん必要な能力なのですが、家庭でコツメカワウソを飼育することを考えると、コツメカワウソの噛む能力が優れていることが、もし飼い主やお客様がカワウソに噛まれた時のことを考えると少し問題になってきます。
野生のコツメカワウソは、魚やカニ・ザリガニなどの甲殻類やカエルなどの両生類を食べていますが、水族館や動物園では、魚などの生の餌と併用してコツメカワウソが腎臓が弱い動物なので猫用の尿路結石ケアのフードを与えているケースが多いようです。
家庭でコツメカワウソを飼育するケースでは、先ほどもお話しした猫用の尿路結石ケアのフードを中心にして、その他生餌などを与えている飼い主の方がわたしの周りでは多いというのが現状になります。
コツメカワウソは犬や猫などとは違って、一夫一妻制で夫婦仲がとてもいいこともコツメカワウソの特徴のひとつです。
初産では1~3頭、最大では6頭ほど赤ちゃんが生まれることもありますが、オスも育児に協力的なことが多く、コツメカワウソの夫婦が協力して子育てをするぐらい夫婦仲がいい動物なんです。
逆に言えば、コツメカワウソは人間のようにちゃんとした夫婦関係にならなければ子供ができることがありませんので、犬や猫と比較してもとても繁殖が難しい動物なんです。
水族館などで、コツメカワウソが細長い体を上手に操って水槽の中をスイスイ泳いでいるところを見たことがある人も多いと思いますが、家庭で飼っているコツメカワウソもとてもお風呂やプールが大好きで、家庭でコツメカワウソをペットとして飼っていてもお風呂やプールの中では元気いっぱいに泳ぐコツメカワウソの姿を見ることができます!
また、コツメカワウソをペットとした飼うことにはたくさんの魅力がありますが、とにかく1番の楽しみは、一緒にお風呂に入ってコツメカワウソと遊ぶことができることではないでしょうか!
また、コツメカワウソはかなり知能が高い動物なので、一緒に遊んでる時のコツメカワウソとのコミュニケーションも楽しみの1つになります。
赤ちゃんの頃から育てたコツメカワウソであれば、飼い主との信頼関係もしっかりと築くことができますので、犬と比較しても負けないぐらい飼い主とコツメカワウソとの間に絆が生まれるくらいの知能が発達した動物です。
コツメカワウソは絶滅危惧種に指定されています!
近年、SNSなどをきっかけに人気が急上昇したカワウソですが、世界に生息する13種のカワウソのうち約半分の7種が絶滅危惧種に指定されており、その中にはコツメカワウソも含まれています。
コツメカワウソは、絶滅のおそれがある希少な野生動物で、2019年11月26日にワシントン条約が改正され、コツメカワウソの国際取引が原則禁止となりました。
同条約に加盟している日本でも、国内でのコツメカワウソの商業取引は原則禁止となっています。
現在の日本国内では、無償か有償化に関わらず商取引、また個人や事業者を問わずに、コツメカワウソをペットとして新規に譲り渡すことや販売することは、原則として禁止されています。
例外として、国内で繁殖された個体について、合法な個体は条件つきで販売や譲渡をすることも可能ですが、環境省への個体登録申請を行った上での登録票が必要になります。
条約の改正前からコツメカワウソをペットとして飼育していて、引き続きペットとして飼育するケースでも同じように個体登録を行う義務があります。
登録票がない状態で飼育したり、登録票がない個体を販売、譲渡したりした場合は、いわゆる種の保存法によって、たとえ知らなかったとしても厳しい罰則が科せられてしまいます。
ここまでで、簡単にですがコツメカワウソという動物についての生態と現状のお話しをさせていただきました。
コツメカワウソのペットとしての適性は?【犬や猫よりはリスクがあります】
まず、最初にコツメカワウソをペットのできるのか?という疑問には、リスクはありますがコツメカワウソをペットにすることは十分に可能です!
何よりも我が家では13年前からコツメカワウソを2世代に渡ってペットとして飼育していますので、コツメカワウソがわたしたち夫婦にとっては、とても魅力的な存在だということは間違いない事実だと思っています。
コツメカワウソと一緒に生活をしていて、もちろん大変なことはたくさんありますが、それよりのコツメカワウソの魅力の方がずっと勝っているので、これだけの長い間コツメカワウソと一緒に暮らしているんだとわたしたち夫婦は思っています。
ただ、コツメカワウソをペットとして飼育をしてみて、しみじみと感じることは犬や猫などの普通のペットが人間と一緒に生活するのにとても適している存在だと感じることです。
わたしの周りにはコツメカワウソをペットとして飼っている飼い主たちが多くいますが、その飼い主の中には少数派ですがコツメカワウソをペットとして飼ったことを後悔している方がいるのも本当のところです。
そして、その後悔のほとんどの理由がペットのコツメカワウソに噛まれることで、ペットのコツメカワウソとまともにコミュニケーションを取ることが出来なくなってしまうことです。
わたしたちが最初に出会ったコツメカワウソの小太郎が、最高に楽しく、最高に可愛く、わたしたちにとって何ものにも代えがたい子供のように愛しい存在だったことが、コツメカワウソという動物の魅力を感じて、また大好きで愛おしい存在の竹千代に出会うことができたんだと思っています。
コツメカワウソをペットとして飼育するには、犬や猫とは違って正直に言うとたくさんのリスクが存在します。
まず、家の中はいろいろなものが壊される覚悟が必要です。我が家で言えばコンセントにカバーはありませんし、お風呂のシャワーのホースは穴だらけですし、コツメカワウソの部屋の壁紙はほとんど剥がされていますし、コツメカワウソのいたずらに関しては話し始めたらきりがないぐらい、飼い主が想像できないことが驚くようなことが起きますよ!(笑)
基本的に犬や猫などのペットと違ってコツメカワウソにはしつけはできないと思っていた方がいいので、とにかくペットとしてコツメカワウソと一緒に暮らしていくのであれば、最初のコツメカワウソの個体の選び方がとっても重要です!
コツメカワウソは犬や猫などの普通のペットと比べても、個体によっては犬よりもコミュニケーションが取れる個体もいれば、完全に野生化していてまったく飼い主とコミュニケーションが取れない個体もいますので、そういった意味では当り外れが大きいですし、飼い主を噛む個体に当たってしまうと、一緒にお風呂に入ったり、楽しくコミュニケーションを取っていきたいという飼い主の思いが幻想に終わってしまうことになります。
コツメカワウソはとても賢く、楽しく、元気で、個体によっては本物の人間の子供のような存在になりますので、このぽんちゃんのカワウソブログを読んでいただき失敗しない個体選びや上手な育て方をして、素晴らしいコツメカワウソライフをぜひ実現させていただきたいとわたしは心から願っています。
写真は、我が家でわたしたち家族と一緒に生活をしているコツメカワウソの竹千代と葵です。


ぽんちゃんのカワウソブログは、コツメカワウソを飼ってみたいという方に向けて、コツメカワウソの飼育についてのノウハウを発信しています。
ぽんちゃんのカワウソブログが、少しでも読者の皆様にカワウソという動物の素晴らしさが伝われば、わたしはとても幸せな気持ちです!
それでは、ぽんちゃんことAyakoでした。
See you next blog!♥